パイ焼き窯・パイ焼き茶房ってどんなところ?
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心に病のある人々が健康と自信を回復し、就職やあたりまえの暮らしを目指して働いている福祉施設です。
一般企業で働くには、まだちょっと力不足なので、お菓子作り・調理・清掃などの作業を行いながら、ここで訓練しています。
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心の病ってなあに?
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長い人生の中では、ほぼ50%の人がいつか心の病をもつと言われています。
心の病には、統合失調症・うつ病・神経症・引きこもり・ノイローゼ・乳幼児への虐待心理・サラリーマン症候群・老人性精神症状などさまざまあり、「あたりまえの暮らし」を営むのに支障をきたします。
原因は、病気の種類や個人によって違い、医学的に解明されていない面もありますが、ストレスが大きな影響を与え、誰でもかかる可能性があります。
しかし、病気にかかったとしても適切な治療と適切な環境があれば、多くの人が自立した生活を送れるようになります。
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パイ焼き窯からのメッセージ
「パイ焼き窯」施設長 西谷久美子
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----社会に育てられ、社会に繋がる----
私は、はじめ銀座に本社のある大手企業に就職しました。「学生」を卒業したら自分で働いて自分らしく生活するということは、とても自然の成り行きでした。学生時代と異なり、OLになると暮らしを自分なりに組み立てられる経済的なメリットと同時に、大企業の歯車の一部としての存在に自分らしさが発揮できないという自己不全感も募りました。
数年後に退社。やり甲斐を求めて公務員試験を受け、児童福祉施設職員の職に移りました(15年間勤務)。世間知らずで人間関係の未熟な私は、施設の子供・職員・保護者そして地域の人々との関わりの中で、社会人の感覚や生き方を学ばせていただき、そして職業である障害児との共同保育を通して「人は社会の中で発達する」という価値観を獲得しました。この間に学んだ“発達論”は、夫と共に2児の子育てに生かし、やがて現在に繋がる生き方・価値観の背骨になったのです。
---偶然の出会い:精神障害者施設へ----
1991年4月 精神障害者共同作業所への就職の機会を得ました。身体上の都合で公務員を辞職した身にとっては、友人からのこのお誘いは“軽いお試し”の気持ちだったのですが・・・。
1994年4月にパイ焼き窯設立。精神障害を持つ人も他障害者と同様に「その人にあった環境(成人であれば地域社会・労働・文化・教育)と、人としての誇りが備われば、誰でも成長する。障害は軽減する。」・・・児童施設で学んだ信念がむらむらと湧き上がり「ぜひ実現できる作業所を作りたい!」という気持ちに昇華していきました。
就労を目指す当事者。ケーキ作りを手伝いたいというごく普通の地域のボランティア。「企業感覚を持つ作業所は手伝い甲斐がある」からと多くの企業人ボランティア。美味しい料理とワインで夜遅くまで談笑しあった他障害・高齢・保育園施設の職員達・・・。気がついたら、いろいろな立場や年齢の人たちがパイ焼き窯に繋がっていました。
1997年自主運営で第2パイ焼き窯設立。さらに1998年、第2パイ焼き窯は公的補助の対象になり、共同作業所「パイ焼き窯」の誕生。
そして、これまでの多くの繋がりの人々と共に一大事業を展開し、2002年4月1日 社会福祉法人はる(’01年7月認可)のもとに、世田谷区内初の精神障害者通所授産施設「社会就労センター パイ焼き窯」の誕生を祝うことが出来ました。
地域社会に人々の暮らしがある限り、パイ焼き窯の役割は大きいでしょう。
より豊かな人間関係を求めて、多くの方々との出会いを大切にしていきたいと思っております。
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